ニコニコメドレー合作に参加する際に困ったときに読む記事
こんにちは。Ketokuです。
今回は、ニコニコメドレー関連の合作に「どうやって参加すればいいの?」という方向けに、レギュレーションなどの解説をしていきたいと思います。
参加する方法
たいていTwitterで募集がかかりますので、それに従って参加しましょう。だいたい下記のどれかになることが多いです。
- 参加したいという旨のリプやDMを送る
- 直接声をかけられる
- 用意された参加フォームなどに記入して送る
- いきなり音源を提出する
心構えとか
主催は滞りなく合作を進めるように尽力しています。主催も人間ですので、合作の進行が滞ると純粋にしんどいです。基本的に主催の指示に従い、スムーズに合作を進行できるようにしましょう。具体的には、以下のことを守っていきましょう。
- 締切に遅れない
- 連絡手段(DM、グループDM、Discordが多いです)を適宜チェックする
- レギュレーションなど、書いてあることを守る
制作・提出の際に気をつけたいこと
ここでは駆け抜ける合作Finalのクラシック部門のレギュレーション・提出形式を例に挙げて、提出する際の注意点を見ていきたいと思います。
レギュレーション
まずは、レギュレーションを見てみましょう。
切り替え数 : 1パートの切り替え数を50以下とする。また、1分到達時点で切り替え数が24以下になるようにすること。 1パート最低6曲以上採用すること。 長さ : 1名義につき1分以上3分以下。BPM192固定の場合48小節以上144小節以下が目安。 共作で参加する場合は各名義で個別に枠を取れる。 選曲 : 打ち込む人の自由。重複してもOK。ただし無音楽曲は禁止。効果音などをサンプリングして1曲とするのは禁止。 選曲が大きく偏るのは特に制限はしないが自重すること。 原曲を所持していないor見つけることが困難な曲、未公開の自作曲等はNG。(この曲見つからないんだけど?と聞かれた時紹介できるような選曲で) 重ね : 複数の楽曲が同時に鳴っていると表記しなければいけないものはなし。 ただしロングトーンが終わりきる前に次の曲に入るなどは表記上問題がなければOK。 1曲の長さ : 1音のみの引用を禁じる。長くても8~12小節程度まで。 BPM : 最初と最後は192(96), 140(70)のいずれかで固定。それ以外は変化させても構わないが次の条件を守ること ・10進数で400以下の整数であること。このことについて数理哲学的な議論は受け付けない。一般常識に基づくこと。 ・BPMが変化する場合、BPMの変化タイミングなどを曲リストとは別に提出すること。 ・BPMが変化する場合、切り替えタイミングは動画もしくは秒数(小数点以下3桁まで)で提出すること。 調 : 一般的な西洋音楽で使われる24の調のうちいずれか。 拍子 : つなぎ目は基本的に4拍子。それ以外は変拍子でも構わない。
このあたりは、合作の方針によるところが大きいです。ただし、調(キー)やBPMはだいたいどんな合作でも指定されているので、気をつけましょう。キーはC / Amみたいに書いてあることが多いですね(この場合はハ長調もしくはイ短調で制作しろ、ということを表す)。
ここをちゃんと守らないと、主催が大変な思いをします。参加する合作のレギュレーションにわからない用語がある場合、必ず調べておいてください。わからないまま突っ走るよりは、主催に聞くほうがマシなので聞いていきましょう。
提出形式
次に、提出形式について見ていきましょう。
仮音源 メロディ、コード、ベースのみを打ち込んだものをmp3で提出してください。マスタリングはしてもしなくても構いません。 本音源 ピークレベルは-6db程度にしてください。あくまでも目安なので、最悪、波形がピークにぶち当たっていなければそれで構いません。 全体の音圧を上げる目的でリミッター・マキシマイザー・コンプレッサー等の音圧系エフェクトは挿さないで下さい。 ぶつ切りを防ぐため、開始前と終了後に数秒程度の空白を空けていただけるとありがたいです。 サンプリング周波数44100hzは固定、ビットデプスは16bit以上、(24bitや32bitだと尚可)LRの2chでPCM形式(wav)か可逆形式の音声ファイルでの提出でお願いします。 尚、実際この規格だと提出出来ないって人がいれば相談に応じ例外も認めるので気軽にご相談下さい。
合作に音源を提出する際にどんなwavファイルを作ればよいかが書いてあります。(mp3は音質の劣化が起こるので提出する際には使わないように!)
こちらはレギュレーションとは違って、だいたいどの合作でも内容は同じです。よく出てくる用語について、解説していきます。
- マスタリング: ざっくり言っちゃうと音圧上げのエフェクトを挿すこと(厳密には異なります)。マスター出力にコンプとかリミッター・マキシマイザーを挿すことを指します。トラックごとにコンプをかけるのはOKです。この作業はたいていマスタリング係が担当するので、音源提出者は気をつけてください。
- ピークレベル: 提出音源の一番音量が大きいところの音量。0dB(デシベルと読みます)を超えると音割れしてマスタリング係が困るので、適度に音量を下げて提出しましょう。
- サンプリング周波数: wavファイルとかのオプションで~Hzってなっているやつ。音声は波ですが、この波を時間方向にどれだけ分けて記録するかを示します。44100Hzだと波を1秒間に44100個に分けて記録します。
- ビットデプス: wavファイルとかのオプションで~bitってなってるやつ。ビット深度とも。音声は波ですが、この波を音量の方向にどれだけ分けて記録するかを示します。
また、FL Studioはピークを超えても音割れしないようにデフォルトでマスターにリミッターがかかっているようです。外してから提出するようにしましょう。
曲リスト
曲リストの提出を求められることがあります。
- 曲名: 必須。不明な場合は(不明)などと明記しておきましょう。
- 出典: アーティスト名だけでOKのこともあります。現在はニコニコメドレーシリーズに使用された曲の一覧 - Google スプレッドシートに沿った形式で書くことが多いです。出典writer(銀河P氏作)を使用すると簡単に作れることもありますので、参考までに。
- その他: 調(キー)、BPM、切り替えタイミングなどを求められることもあります。
動画
動画の提出が必要なこともあります。
大抵mp4(H264)で1280×720、30fpsなどでの提出を要求されると思います。mp4で提出する必要がある場合、aviutlをお使いの方はx264guiExを導入すると便利です。
提出方法
大抵GoogleドライブやDropboxなどのクラウドやaxfcやGigafile便などのアップローダーを使用してデータを提出することになります。
ほとんどのクラウドにはアップロードしたファイルを共有する機能があります。ファイルのメニューから「共有」を選び、「リンクの共有」「リンクのコピー」などを選ぶことで、そのリンクを知っている人がデータにアクセスすることができるようになります。
アップローダーを使用する場合は、パスワード付きでアップロードしてからリンクとパスワードを主催者に知らせるようにしましょう。