ニコニコ・アパッショナータ 動画対談 #3【ユーザー情報非公開×まるく×えむくろ×にしたけ×Ketoku】
こちらは、ニコニコ・アパッショナータの動画関係者による対談記事となっております!ぜひ本編をご覧の上、お読みいただければと思います!
また、非常に長い対談となってしまったため、3分割でお届けします。関連記事はこちら
今回は、アパッショナータに関わったユーザー情報非公開さん・まるくさん・えむくろさん・にしたけさんをお呼びし、制作の裏話やニコニコメドレーのPV制作のときに考えていることなどをお伺いしました!
制作時に気をつけていること
そんなふうにメドレーPVを作る際にもいろんな個性があるわけですが、製作時に一番気をつけているところはどこでしょうか。
僕がメドレーPVで大切にしていることはいろいろありますが一番はやはり見てて楽しいかですね。
なるべく動きのある動画になるよう心がけています
自分の場合、作り方がいわゆる「第3期」ですね
第1期・第2期もあるわけですがいずれも一長一短で
第1期は旅絵巻時代(静止画切り抜き+背景映像素材)
長所:キャラクターが分かりやすい
短所:モノによっては切り抜き作業が地獄、背景映像素材が弾切れする可能性あり(WMPあたり使えば解決?)
第2期は十年祭時代(とにかく映像の物量)
長所:情報量が多くオールスター感が出せる
短所:見せ方が難しい、小窓多めにすると逆にゴチャ付いて分かりにくい
そして第3期は八百万時代(映像の物量控えめ)
長所:背景映像の手間を考えなくていい、ネタの仕込みが分かりやすい
短所:派生動画が少ないとどうしても密度に差が出てしまう(第2期でもいえる事ですが)
十年祭の作風とちょっと違うなぁと感じたのはそういうことだったのか…。
僕はカンタービレくらいを境に意識が変わったんですが、メドレーPVだからって固定観念とかに捕らわれず自分が好きなように動画を作るようにしてます
あとメドレーだけの話ではありませんが、観ている人に楽しんでもらえる、そして依頼をくれた人に好きになってくれるような動画を目指すようにはしてます
確かに、メドレーPVって一言でいうと「カオス系」というか、ニコってるからつながる系譜のものを意識しますよね。
ですが、まるくさん自身の作風がそれとは違うところにあるんでしょうし、それがメドレーPV界に新風をもたらしているような感じがしますね。
楽しい動画を作ることはやっぱり大事
他の人も挙げてることですが見てて楽しいこと、依頼をしてくださった人が満足してくれることはもちろんあるのですが、
その上でツッコミだったり弾幕だったりといったコメントが盛り上がることを大事にしていますね。
作品としての完成度はもちろんのこと、コメントで動画の楽しさってさらに増幅されると思うので
ある意味ニコニコ動画に上げるからこそ、ですね。
コメントがあることによる影響って大きいですよね。コメントが流れなかったら、コメントを絶やさないような作品作りに意識は向きませんもんね
旅絵巻が初のメドレー映像だったので完全に手探りでしたが
「ツッコミどころを作ってコメントを引き出す」という意識はその頃からありましたね
そして自分の理念は「ニコメドはコメントが付いて完成する」というものです
そういう点では、いろんなコンテンツそのものの知識は甘いのですが、ネットの…ニコニコ内での扱いとか反応とかはかなり意識していますね。
そういえばですけども、カンタービレで作った武藤カズキ切り抜きがアパッショナータ内で使われてて
「ニコメドPV界隈ってそういうのとか色々共有してるのね」と思ったクチです
あれってえむくろさんからもらったって話を聞いたんですが、直接じゃなかったんですか
ありがたく使わせていただきました
カンタービレ作ってる時に「せっかくだから置いときますね」と上げたやつです
自分も過去に2代目やユーザー情報非公開さんさんから頂いたものをよく使わせてもらっています。
あーなるほど
ぼくも今回いくつか切り抜いたので今度どこかに上げますね
王道選曲の切り抜きはほんと助かります...
ユーザー情報非公開さんのGBまとめマイリスには本当に助けられてますね
にしたけさんから「切り抜きならユーザー情報非公開さんに聞け」と言われたのを思い出した
そういう動画素材の知識とかってどこから得ているんですか…?このBBあるなーとか知った状態で作っているんでしょうか
アニメ関連はキーワードで曲やキャラクター名+GBで検索して見つけてますね。
ボカロは本家見てこれは色抜いて使えるとかはよく考えてます。
自分はクロマキー使わない派ですね
「旅絵巻で切り抜いたメルトミクください」とか頼まれた事ならあります
それはちょっとおもしろい…w
普段から割と動画制作のこと意識して動画見ているようなところはおそらくありますよね
流行りの兆しが見えたときは「メドレーで担当することなったらここ使おう」とか「これ使いたい」はわりとよく思ってましたね
十年祭の動画構図の中で、自分が過去に手掛けた『おにたんさんのクソ長タイトルのやつ』の手法が取り入れられた事ありましたね
例えばon and onのMAD再現で四角オブジェクト使ったのが、よりブラッシュアップして採用されたりとか
今後は動画技法を学ぶ見方もしていきたいです、教材なら無数にあります
まるくさんはいかがです…?多分他の方と視点がちょっと違う気がするので気になる
動画知識弱いですし見つける方法も蓄える方法もわかりません...
でもこの動画使いたいとかはあまり思いませんが、この曲がきたらこの表現をしたいっていうのは考えてますね
この表現っていうと例えば今回で言うクワガタで背景とキャラと分割してみようとかそういうのですか…?
クワガタは音源聴いてから思いつきましたが
過去にあったのはポプテOPが来たらOPの再現がしたいとか(カンタービレで達成)
wowakaさんの曲が来たらwowakaさんの曲の図形を全部使って動画を作りたいとか(ニコパークで)
そんな感じでした
なるほどなるほど
ニコパークのはエグかったなぁ…モーフィングするやつですよね
モーフィングするのはキットカットさんからの要望とニコスモ2によるものですね~
普通の動画はひたすら楽しんでみていますが、参考になりそうな動画を見るときはどんな流れでどんな色遣いで、どこを見せようとしているのかとかいろいろ気にしながら見てますね
やってください!って言ってできちゃうのが凄いんだよなぁ…あれはにこめどどうでしょうで初めて知りました
そして、気にしながら動画見るときは色使いまで気にするんですね…!演出の意図まで考えて見れるのはすごい
ぼくもたまに動画の作り方とか気にしながら見るんですが、大抵技術的なところにしか目がいかないもので…
動画だけではないんですが
作者の考えと合っているかは別にして、見たものを自分で分析し、解釈して納得するっていうのが楽しみ方のひとつです
あと自分で納得すればつぎは自分が手段として使えるので
分析しながら見ること…それこそ動画監査や合作の他パート確認のときじゃないとなかなかしなかったですね…
最初からそう考えて観るのは難しいですよね~
僕もさっきの言った話を聞くまでは絵画とか「わからない芸術」はわからないっていうだけで完結させていたので
構図とかのお話
結構メドレーPVを見ていると構図が工夫されているなぁと感じることが多いんですが、構図ってどうやって考えていきます?
過去のメドレーPVを参考にしたりいろいろな動画を参考にしてます
自分で参考にするメドレーPVはだいたいまとめています
ユーザー情報非公開さんは過去のメドレーの映像構成をかなり意識したり、意図的に再現入れてたりしてますよね
おーこんなのを参考にしてるんですね、なるほど
僕のメドレーがあってびっくり
ボカロPVあたりも良い教材ですね
メドレーPVは過去の作品の引用等はガンガンやっていく派です
それはやっぱり過去作の再現をすることになんらかの意味を見出しているから…でしょうか
カオス系の場合はニコニコの歴史を振り返ることに重点を置いて制作してるので、使ってる動画だけでなく動画構成も過去のメドレーPVとか他の動画を彷彿とさせるものとしています
なるほどー、歴史を振り返るのって割とニコメド特有の要素ではありますよね
ボカロPVだとどういうふうに参考にするんでしょうか…?
旅絵巻のkemu繋ぎ(インビジブル→六兆年)で、じゃあPVのkemuキューブを再現しようかって思って
前面3面にインビジブル、裏面3面に六兆年を置いてグルッと回して切り替えて
なおそこでもうひとつヒントになったのがカイジの「シゴロ賽」
一度に3面しか見えない事を利用するという着想を得ました
こうして考えると、インプットは多ければ多いほどいいですね
見てきました、これは賢いなぁ…
なるほど
本当にヒントはどこに転がってるか分かりませんからね
それとは別に「あーこうすりゃよかったなー」って後悔した話もあるんですけども
旅絵巻の開幕がきしめんだったんでロゴの出し方を再現すべきだった
エロゲPVもまた立派な教材ですね
エロゲOPはかっこいい映像多いので絵になりやすいから再現したり参考にしたりしやすいですね~
まるくさんのだとCANTABILEでLove Cheat!をいい感じに再現してたのが印象に残ってますね
他にも、恋妹も再現したことがありますね~
再現するとモーショングラフィックスの勉強にもなるのでよき
恋妹OPの再現は大変そう…
「理論上再現可能」でも理論構築に難儀するやつ
僕はアニメとか見ていて「あっ、いまフラクタルノイズ出てきた」とかよく発見するマンなので割りと構造を考えるのは得意なのかも?
メドレーPVあんまり関係ないけど、映画で実写にCGで合成してるのを見るとどうブルーバック使ってるんだろうとか気になっちゃったりしますね
アニメにしてもドラマにしても、編集技術について意識してしまうのはもはや職業病…w
さっきの話題でもありましたよねー
今思い出したやつ
時系列逆行パートで『アウターサイエンス』のカメラワーク参考にしましたね
(カメラワーク方向は逆ですが)
アウターサイエンスの元動画見返してきました。なるほど…
しづさんの映像いいぞ
あと時計オブジェクト入れたのは『ジエンド』にインスパイアされてです(再投稿前の元PVの方)
時を遡ってるから逆回転で入れちゃおうって
演出等は元ネタがあった方がイメージしやすいですね
元ネタがわかりやすいというのは、コメントとかでわかりやすく反応されやすいという利点も大きいです
非公開さんの触れた構図再現でいうと、旅絵巻の御三家繋ぎ演出を八百万でセルフ再現したりとか
制作時間の大幅時短っぷりに成長を感じました
あーありましたね!
気づいてくれたら嬉しいシリーズ
ぶっちゃけここから決めました、ラッシュ御三家繋ぎ+陰陽師で〆
中の人が同じだからこそできるギミック
確かに、それこそ逆にピンポイントな演出を使うために、動画の流れを決めたりすることってあるんでしょうね
メドレーでもこの演出がしたいから周りの構成をこうしよう…みたいなことを考えたりしますもんね
映像とメドレーの両方作れる人はその部分でかなり便利ですよね
そういえばにしたけさん以外全員メドレーも作る方ですね(にしたけさんも構成どこかで作っていましたが)
今回Ketokuさんが動画担当したところありますが、動画演出も想定して音源や構成を考えたところはありました?
今回はFLASHBACK以外はほとんど動画演出考えずに作ったんですよね…。それこそ初めてユーザー情報非公開さんに動画の相談して密度とかの話になったときに、「これカオス系PVは無理じゃね?」って言われたことがありましたね
バラードは本当に無理じゃないかといった記憶があります
派生動画ゼロとかの動画がバンバン出てきますもんね。まるくさんがいなかったらどうなってたことやら…。
お絵描きメドPV普及してほしいですね
最近はたまに見かけますよね、これもメドレーの多様化の一面なのかも
ガスさん以外のお絵描きPVを知らない.....
『ミクミク動画葱祭』は曲に合わせたちびイラストが入ってますね
なんかDJMでもあった気がする
葱祭ありましたね…!かわいくて映像全体に統一感出ていい感じでした。
イラスト書き下ろししてもらってそれを関連動画と一緒に使うのはありますが
イラストのみっていうやつはなかなかない気がする(?)
イラストオンリー、かなり古い例えになってしまいますが御三家歌合戦とか…
わーほんとだ、ぼくも毒ガスさんしか思い浮かびませんでしたがいろいろあるものなんですね
個人的にMMDももっと増えてほしいですね~
僕もほんのちょっとしか使ったことないですが
まず画力が足りてる事前提で、それで構成によっちゃ作業量が地獄ですから…
自分はドット絵ならいけるんで何かできないかなと
それこそ旅絵巻開幕でクルルのドット絵描き下ろしました、その頃STG作ってた余熱ですね
ドット絵だとぼくも花火のPVのんふんふからのゾーンでドット絵描きました!(懐かしい)
MMDの演出というとKetokuさんのTell Yourとか最後のFLASHBACKがまさに
FLASHBACKの3Dテレビちゃんもそうですが、全部映像作らなくても部分的に動かせるだけでもかなり表現の幅広がると思うのです
そうですねー。
MMDははちねんどでも使ったことはありますし、最近だとひまなっつさんの作品群なんかではかなり印象的に使われてますよね
ひまなっつさん、最近は全編作っていますが少し前はサムネや一枚絵だけでも作っていましたし
ニコパークでも最後の遊園地だけMMDを使ったりしましたね~
あれMMDだったのか…
まってそれ初耳
遊園地(キャラは無し)の中では良い感じにカメラを回して
その映像にAEのカメラトラッキングを使ってキャラを配置したやつです
確かに遊園地が3Dだ…
カメラ移動平行だったのでてっきり画像とかから作ったものかと…
けもフレedの元映像もパンするだけですし
あまり複雑な動きをするのは音楽と合わないかなぁと
ですね…。だからこそ気付かなかったです
Aviutlにはカメラトラッキングはないんですが、MMDカメラの軌跡をインポートするスクリプトがあるので似たようなことができますね
それこそ今回のTell Your Worldは先にMMDでカメラの動き作ってAviutlで読み込ませたりしています
AviUtlとMMDが組み合わせられる機能もあるんですね
ですです!MMDでは動画が読み込めなくて、Aviutlでは3Dオブジェクトがほぼ扱えないので機能をこれで補完できますね
3D要素は難しくてほとんど取り入れたことないです…
3DはAEでたまに使うくらいですね…配置始めると時間のかかり方がマッハで
有りモノあるならどんどん使って品質も効率も上げちゃおう的な
MMDは割とガチで「探せば何でもある」ので
問題はその発想に辿り着く為にどうすりゃいいかって話
だからこそ、普段からのインプットが大切なんでしょうね
まさにそれ
「そうだ、MMDこう使えばええやん」と思える手癖を付けるのも必要になるかと
発想と実用できるだけの技術とをうまく繋げることが大事というわけですね
あととりあえず手を出してみるのも大事かもですね
一度さわるとどうすれば良いのか、どのようなことが出来るかが少しはわかりますし
以前まるくさんが人参踊らせてたのもまさにそれですね>とりあえず手を出してみる
急なNinjinで人参生える
何年ぶりかも忘れましたが、またMMD触ってみたいかも
来年は今までに比べてかなり暇になりそうなので
このメンバーだとまるくさんとか自分は割と3Dをどんどん使いたくなるタイプだと思うんですが、一方でユーザー情報非公開さんやえむくろさんってほぼ2Dか2D的な動画で通して作りますよね
2Dの構図って割と制限が多い印象で同じような動画になりがちな気がするのに、そんなことなくて凄いなって思います
自分の場合は完全に3Dがわからないので2Dでいかに良く見えるか考えてるだけですね…
っていうことは、3D扱える技術があったら使うかも…?ってことですか…?
うまく見せれるようになれば使うと思います
3Dカオス系だと派生動画の多寡がモロに影響するのを十年祭で痛感しましたので…
もし派生動画少なくてもいける「八百万スタイルにちょっと手を加えた感じ」を目指しました
派生動画多いとこはバンバン切り替えて緩急付けていく方針で
紅蓮の弓矢+ブリキノダンスが多分最も動画使ってます
細かすぎて伝わらないネタですが「ファーファ→プニキ」の熊繋ぎ入れたり
3Dだと空間埋める必要が出てきて、カオスなメドレーPV作るのには難しいような面があったりするんですかね…?
物量で埋めるとなると「弾数が足りない」箇所がある場合に致命的ですね
必要な弾数という点だと、多くの動画があって足りないときに3Dを検討してますね。どれだけの動画出したいか考えてから構成演出を検討するというか
あー逆に!!そういう発想もあるんですね…。
とりあえず元動画を全部確認して、そこからやりたいことを考えてやっています
動画を作りやすい構成・作りにくい構成
特にカオスPVを作るとなると、やっぱり派生動画数によってだいぶ動画の作りやすさって変わるところがあると思うんですよね。
ぼくも今回派生動画の数をそこまで考えずに構成してしまったところがあって、ご迷惑をおかけした部分もあると思うのですが、もし依頼されるときにこういう構成だと作りやすいなとか作りにくいなとか、そういうのってあったりしますか…?
まずはカオス系なのか落ち着いた映像にするのか動画の方向性を知りたいです
メドレーの方向性を知っとかないと映像と音源があってない状況になりますしね
ニコニコにある動画にこだわらない明確な演出が求められると応えられるかどうかかなり苦労しそうです。
明確な演出はたしかにできるできないが人によってかなり分かれそうですね。それこそ今回のバラードとかなかなか難しいでしょうし
もし自分が今回の動画担当することになっても、バラードとカオス後は自分にはできなかったと思います…。
変化球が多いとどうしても弾数に難儀するので、全体的に密度を落としてバランス取る事になります
音MADとか描いてみたとか踊ってみた(それに付随するMMD)とか派生動画が充実してれば捗るのですが
演奏してみたとか歌ってみたとかの派生が多い曲とか苦労したりしません…?
どういう理由で入れたかったとか、使ってほしい動画上げてとか作者さんに聞けばなんとかなりそうです>してみた系派生が多い動画
演奏してみたはカンタービレのREDZONE、八百万の蠍火とか要所で使えますが歌ってみた系は相当キツいです
確かに炉心融解のパートとかでよっぺい成分が入ってるものとかほとんど見たことないような気がしますね
Only my railgunはよく画面が割れますが
替え歌だと歌詞入れたりできるんですけどね…
あと歌ってみた派生を入れる手段として好んでよく使っているのが、合唱シリーズの採用ですね。
枠に他の動画を部分的に入れるというのをよくしてます。
実例としてはこんな感じ
なるほどそんな手も…。
特にMMD派生が多い曲はジャンル補完が物凄く捗ります
例えばLOVE&JOYでヘタリアとかU.S.A.で刀剣乱舞とかそういうのもありますし
というと、採用されなかった他のジャンルの動画を補完することとか考えたりするんでしょうか…?
八百万の話ばっかでアレですけども、構成時期の都合上ダンベル入れられなかったので代わりにレスラー会見の映像にブチ込みました
ジャンルの補完という観点だと、CANTABILEの林檎影絵パートは作者のおにたんさんから「東方曲あまり入れられなかったから原作要素ここで拾えると嬉しい」という話をちょっとしてたので、派生作品メインではなく東方キャラメインになりましたね。
ホントだ、badapple以外の動画が結構使われてる…。
メドレーの構成という観点でいうと、曲の時間が短かったり重ねが多かったりするとかなり苦労します…
ユーザー情報非公開さんに最初に曲数と長さを伝えたときに「動画作りやすそう」って言ってたことを思い出しました
Ketokuさんの今回のメドレーは序盤と流星群パート以降はかなり作りやすいと思いました。
確かに、ブリキノダンスの重ね方に頭を抱えた記憶
両方を見せる構図をどうやって組むかって
輪郭だけでも伝わるかなとあの形になりました
(ダンガンロンパ拾ってる事に反応してくれた方がいて嬉しい)
あそこは両方派生動画が多いのでガンガン切り替えていきましたね
なるほど…。BBKKBKKとseyanaなんかは割と特徴的な動画なのでさほどでもなさそうな予感がありますが、ブリキノダンスの重ねは確かに見せ方が難しそうです
進撃パロは小窓だとかなり難しいですし、切り抜きもやりづらいのが悩ましいですね…
ブリキノダンスは単色背景が多いからまだ組み合わせやすい分助かります
小窓にすると賑やかになりますが、ネタ単体の見やすさとトレードオフになるのが悩ましい
それこそ↑のログで上がってたまるくさんのメドレーの寝逃げ×恋妹OPパロみたいに、自力で枠を作れる技術があるとこういうとき強いのかなと思います
恋妹と寝逃げのところは恋妹の映像内に良い感じにパロディ出来る×動画を埋め込める物があって上手く組み合わせられて良かったですね~
なるほど、そんなふうな重ねを考えて作ると動画はグッと作りやすくなるんですね…!
あそこの音源作ってたとき動画のこと考えて無かったなんて恥ずかしくて言えない///
(/-\*)
おわりに
では皆様9時間にも及ぶ対談をしていただき、また、動画に携わってくださり、ありがとうございました!!たくさんのことをお聞きでき、とても参考になりました…!
最後に、アパッショナータに関して、一言コメントをお願いしたいです!
アパッショナータが最後のカオス系PVとなりますので全力を出せてよかったです
本当にありがとうございました
このブロマガを読んだ後だとまた違った発見もあるかと思いますのでぜひ観てください!!!
未熟なりにやれる事やった感じです
「ギバラ草」「(紅蓮繋ぎギミック)この演出好き」のコメントをいただき、まさに計画通り
表現の引き出しがまたひとつ増えました、この企画に多謝
また、来年はメドレー3本作る一方で企画したい事がありまして
メドレー紹介動画『月刊ニコメド情報局』を来年より発行していこうと思います
そういった形でも貢献していきたいです!
ここでも何度か話したことですが、Ketokuさんの情熱を込めたメドレーを、Ketokuさん本人含め動画制作者さんのそれぞれの強みを生かして形にした一作です。
映像も音源もほんと素晴らしい作品だと思うのでぜひまた見返してもらえると嬉しいです!
たくさんの方のこだわりが詰まった作品になっておりますので、たくさん楽しんでいただけると幸いです!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!